MoGe-3:一枚の写真から精細な3D幾何を復元

一枚の写真からシーンの見える表面を復元。MoGe-3は疎な3D精細化で、細い構造、小さな物体、深度境界を保ちます。

MoGe-3公式動画における幾何精細化の画面
MoGe-3による精細化前後の比較:まっすぐな手すりと細かな形状。 MoGe-3

MoGe-3は清華大学、中国科学技術大学、Microsoft Researchの研究者が開発した幾何推定モデルです。写真から実スケールの深度、点マップ、法線、カメラ幾何を推定し、深度を使う編集やシーン復元に活用できます。

細い構造を3D空間で精細化する理由

画像で隣り合う画素が、3Dでは離れた表面に属する場合があります。特徴を混ぜると手すり、植物、小物の形状が平滑化されます。

Self-Guided Sparse Refinementは初期点マップをボクセルシェルに変換。疎な3D畳み込みで空間的な近傍を使い、反復でより細い構造を回復します。

公式結果:単画像の幾何復元と細部の精細化。 MoGe-3
粗い点マップを疎なボクセルシェルに持ち上げるMoGe-3の処理。
粗い点マップを疎なボクセルシェルに持ち上げるMoGe-3の処理。 MoGe-3

写真から出力できるもの

MoGeのツールは点マップ、深度、法線、カメラ視野角を扱います。推論CLIはマップとGLB・PLYの幾何を保存できます。

GLBは画像の色をテクスチャとして保存し、3Dビューアーでの確認に向いています。PLYは頂点に色を保存し、幾何や点群の処理に適しています。使用するエディターや処理手順に合わせて選択してください。

チェックポイントを指定してMoGe-3を実行

Python 3.10以降でリポジトリの依存関係をインストールします。--version v3でモデルを選び、--pretrained PATH_TO_CKPT.ptでMoGe-3のチェックポイントを指定してください。

以下のコマンドは3回の精細化でマップと幾何を出力します。反復回数と入力解像度は別の設定です。細い構造と境界を比較してから回数を増やしてください。

moge infer -i photo.jpg \
  --version v3 \
  --pretrained PATH_TO_CKPT.pt \
  --refine_steps 3 \
  --output output \
  --maps --glb --ply

シーン幾何と完全なアセットの使い分け

写真の見える表面配置が必要ならMoGe-3を選びます。深度を使う合成、部屋表面の初期復元、幾何確認などに向いています。

全方向から見られる商品、小物、キャラクターが必要なら画像から3D生成を使います。どちらも3Dファイルを出力できますが、解決する目的は異なります。

MoGe-3と3Dアセット生成

目的MoGe-3アセット生成
主目的見えるシーン幾何の復元完全で再利用可能な物体
入力シーンや物体の写真鮮明な被写体参考画像
隠れた表面不可視部分の測定ではない生成モデルが補完
出力深度・点マップ、GLB、PLY物体メッシュと材質

よくある質問

MoGe-3はTRELLIS 3ですか?

別のプロジェクトです。TRELLISはアセットを生成し、MoGeは画像の可視情報から幾何を推定します。

MoGe-3にはどのチェックポイントがありますか?

公式モデルには3億7,000万パラメーターのViT-Lと12億5,000万のViT-Gがあります。どちらも実スケールの幾何と法線マップに対応しています。選んだチェックポイントをダウンロードし、--version v3とともに--pretrainedで指定してください。

公式コードはmacOSで動きますか?

現在は非対応です。FlexGEMMが依存するTritonにmacOSパッケージがありません。対応環境か公式デモを利用してください。

オンラインデモやComfyUI対応はありますか?

Ruicheng/MoGe-3のHugging Faceデモがあります。2026年9月21日のComfyUI v0.37.0でもMoGe 3が追加されました。

公式資料

完全な物体が必要ですか?

参考画像から、回転・確認・再利用できる3Dアセットを生成。

3Dアセットを生成